最近では7.1chが主流ですが、5.1chはもう古いの?

「ホームシアター構築の為にAVアンプを購入しました。スピーカーのセッティングも終わったのですが、落ち着いて家電量販店やカタログを見回すと、今はもう7.1chが主流のように見えます。Blu-rayにも、7.1ch収録のソフトが増えてきました。5.1chはもう古いのでしょうか?安いからという理由で5.1chのAVアンプを購入してしまったので、安物買いの銭失いではなかったかと心配です」

確かに、AVアンプもBlu-rayで発売される大物タイトルも、7.1ch対応のものが増えてきましたね。しかし6畳間での取り回しを考えた場合、5.1chのリアスピーカー2つが限度のように思います。7.1chになるとリアスピーカーは4つ。当然、それに応じてスピーカーケーブルも増えてしまいます。仮に6畳間との兼ね合いがクリアできたとしても、初心者には少々厳しいと言わざるを得ません。

では、7.1ch環境には5.1ch環境と比べてどういったメリットがあるのでしょう?当然、スピーカーが増えることによって、音の包囲感が高まりますよね。7.1ch収録のBlu-rayソフトとなると、効果はてきめん。しかし、裏を返せばそれだけです。元々リアスピーカーにはフロント(L/R)やセンターほどの音が割り振られているわけではありませんので、2つで十分という向きもあります。

とりあえずサラウンドを楽しみたいのなら、まずは5.1chで十分。7.1ch環境へのアップグレードは、引っ越しなり新居購入なり、お住いを移られる時に考えるくらいで丁度いいかもしれませんね。