バナナプラグってどんな意味があるの?

「家電量販店でホームシアター用のアクセサリを物色していると、よくバナナプラグなる製品を目にします。どうやらスピーカーケーブルに接続する製品のようで、私が所持しているAVアンプとスピーカーは対応しているようでした。バナナプラグには一体どんな意味があるのですか?音質が極端に上昇するといった効果があるのでしょうか?」

スピーカーケーブルをモールで隠蔽・結束すると、今度はまた別の課題に直面します。それが、「スピーカーケーブルの耐久性」です。御存知の通り、スピーカーケーブルは非常にデリケートな構造になっています。使用の際には芯線を覆うビニールチューブ(被覆)に切れ込みを入れ、芯線を剥き出しにする必要がありますよね。この芯線が非常に傷みやすいのです。バナナプラグは、この芯線を保護し、スピーカーやAVアンプとの着脱を容易にする役目を担います。

使用方法はメーカーによって様々で、露出した芯線をバナナプラグの内部に巻きつけたり、芯線を内部に挿入したりして、最後にネジでバナナプラグを固定するのですが、どれも決して難しいものではありません。たったこれだけで、スピーカーケーブルの先端がヘッドホンジャックのような形状になり、着脱に神経を使う必要が無くなります。

昔に比べ、バナナプラグは大幅に安くなりました。購入したスピーカーとAVアンプ、必ずしも双方が対応しているとは限らないと思いますが、どちらか片方でも対応しているのなら、試しておいて損はないでしょう。