6畳間にピッタリな機器選びのポイントは

6畳間に最適な機器選びですが、まず再生機器以外で必要なもとなると、AVアンプ、スピーカー、サブウーハーの3つでしょうか。再生機器はDVD、Blu-ray共に枯れた製品ですので、お持ちでなければ、とりあえずは1万円~2万円程度のもので十分です。

次に、ホームシアターの基盤とも言えるAVアンプですが、前回のエントリでもお伝えした通り、ラックに収納可能だからといって寸法ギリギリのものを選んでしまうと、ケーブルの付け替えや清掃の際に苦労してしまいます。デザイン性重視で、AVアンプのような大きな機器の収納を考えられていないラックであれば、思い切って新たにAV機器専用の縦型ラックを購入してしまうのも手かもしれません。

機器をそちらに全て移してしまえば、テレビ周りが洗練されて、画面への没入度も高まります。また、Blu-rayプレーヤーのスペックを最大限に活かしたいのであれば、HDオーディオに対応したAVアンプをお勧めします。

サブウーハーも前回のエントリと重複してしまいますが、先送りにしても構いません。基本的にAVアンプと同等~それ以上の大きさがあり、6畳間では設置の足枷になるケースが多いからです。小型のものもあるにはありますが、全体から見て極々一部というのが現状。しかしスピーカーでは、サブウーハーの迫力を補うことはできません。どのような重低音が発せられるか、実際に聴いて判断したい方は、家電量販店のホームシアターコーナーなどへ足を運びましょう。

そして問題なのが、スピーカーです。6畳間となると大きなものはNG。サテライト型の小型スピーカーがベターとなってしまいますね。サテライト型スピーカーはとにかく軽量な上、多くはブラケット等のオプションが充実しており設置性に優れていますので、天井や壁面への設置にも打ってつけとなっています。実はもう少し変則的な構成も存在するのですが、それはまた次の機会に……。