今後はどのように機器をアップグレードしていけばいいの?

このブログも、とりあえずは今回で最後となります。最後のご質問は、今後のアップグレードについてです。方針に則り、引っ越しや新居の購入、リフォームなどは視野に入れず、「住居は6畳間のまま」と限定した上で進めていきますので、ご容赦下さい。

まず最初に、ホームシアターの基盤となるAVアンプについてですが、HDMI端子の入力が足りなくなったり、Blu-rayプレーヤーの導入と合わせてHDオーディオへの対応を急ぎたいといった理由でもない限り、買い換える必要はありません。6畳間ならば低価格な入門機で十分ですし、仮に6畳間でなくても、5.1chから7.1chにアップグレードするメリットが、現状では余りに希薄だからです。

スピーカーも、同様に現状を維持した方が良いでしょう。下手に大きなものに買い換えても、設置や景観の維持に苦労をします。となると、残る選択肢はテレビかプレーヤーですね。しかしBlu-rayプレーヤーは以前申し上げた通り、中級機の品揃えが貧弱。よって、(現状のサイズ次第ではありますが)テレビの買い替えがベターという結論になります。

サラウンドを再生できる環境を導入しても、テレビが小さいと、音と映像がアンバランスに感じられてしまいます。音に比べ、映像の迫力が不足しているという訳ですね。もちろん60インチ以上の大型液晶テレビを導入しても、窮屈になるだけでしょう。6畳間なら40インチ。大きくても50インチまでが限界です。

6畳間でのホームシアターとなると、やれる事はどうしても限られてきますが、試行錯誤を続ければ、満足のいくサラウンド効果は必ず得られます。これからも、日々知識を蓄え続けて下さい!