リファレンスディスクとは一体どんなものなのですか?

「以前、友人の家に遊びに行った時、リファレンスディスクといったものを見せられました。ホームシアターの設定に関わっているようですが、リファレンスディスクとは一体どんなものなのですか?AVアンプやスピーカーに付いてくるのでしょうか?」

リファレンスディスクとは、ホームシアターの設定に役立つコンテンツを複数収録したソフトで、基本的には単品で販売されています。Blu-rayに移ってからはめっきり数が減ってしまいましたが、DVDの黎明期には10近くのタイトルが発売されていました。

具体的な内容はと言うと、まずメインとも言えるのがサラウンドのチェック。5.1chそれぞれのチャンネルから音が出力され、スピーカーの配置や距離感、設定に役立つコンテンツです。音は台詞や音楽ではなく、聴いて楽しむようなものではありませんが、映画などを再生しながら調整するよりは確実な効果が得られます。

次に、映像用のコンテンツです。カラーバーのような画面が表示され、テレビの表示に歪みや傾きが無いかチェックできるのですが、ブラウン管から液晶テレビになって、そういった表示不良は解消されました。既に半分は役目を終えたコンテンツとも言えますが、画質設定には打ってつけです。

そして最後となるのが、デモンストレーション映像です。映画の予告編やテレビゲームのムービー、環境映像等が数分ずつ収録されており、映像と音を同時にチェックできます。

リファレンスディスクとは、基本的に以上3つのコンテンツが収録されているものを指します。前述した通り、Blu-rayに移ってからはめっきり数が減ってしまったのですが、それでも便利なものであることに変わりはありません。中古ショップなどで見かけたら、手に取ってみるのも良いでしょう。