視聴時は、座布団よりもソファーや座椅子のほうがいいですか?

ホームシアター構築は一段落しましたが、課題はまだまだあります。早速、次の課題に取り掛かりましょう。次は、視聴に欠かせない座具(ざぐ)です。

長時間の視聴となると、やはり座布団よりも背もたれの有るものを選んだ方が良いでしょう。映画なら短くても90分。長いもので3時間近くになります。この間、背を曲げたままというのは思ったより辛いですし、背骨にも悪影響を与えます。それに、せっかくの映画なんですから、通して見たいですよね。現在座布団を利用しているのなら、低めのリクライニングチェアがお勧めです。これなら座布団との高度差は抑えられますし、なによりソファーよりずっと安価。安いものなら1万円もしません。

引っ越しや改築、新居の購入で高価なソファーを導入する場合は、注意が必要となります。なぜなら、目線位置が大幅に上昇し、今までの環境とブレが生じてしまうからです。常に前かがみの姿勢を強いられるようでは、せっかくのソファが台無しですよね。改築なら事前にソファの高度を見こして、リビングの設置位置に段差を設けるなど対処が可能ですが、引っ越しや新居の購入となるとそうもいきません。

手っ取り早い対処策と致しましては、テレビラックの買い替えが挙げられますが、安価に済ませたいのなら、テレビの下にオーディオボードなどを設置して高度を上げてみましょう。一見急ごしらえな措置ですが、テレビの高度を多少上げるだけでも、姿勢は大分楽になります。