スピーカーの大きさと価格帯は?

ホームシアター構築にあたり、部屋との兼ね合いに最も神経質にならざるを得ないのが、スピーカーですね。最初は5本(もしくはウーハーも含めた6本)ワンパッケージのサテライト型スピーカーで十分かと思いますが、やはり小さいスピーカーでは、音質面で不安を感じられる方も少なくないでしょう。

しかしフロントスピーカー(L/R)とセンタースピーカーならまだしも、リアスピーカー(L/R)となると、サテライト型スピーカーの方が設置の面で有利です。特にワンルームは部屋の背面…つまりテレビの反対側が、ベッドやキッチンということも珍しくないのですから。テレビの反対側がベッドやキッチンなら、サテライト型のような小さいスピーカーを選んだ方が良いでしょう。サテライト型はとにかく小型&軽量で、ブラケット等、天井や壁面に設置する為のオプションも充実しています。

しかし、ベッドやキッチンではなく、本棚やラックをテレビの反対側にあり、尚且つサテライト型スピーカーの音質に不安があるなら、ブックシェルフ型スピーカーを選択しましょう。ブックシェルフ型は一般的なスピーカーよりも一回り小さく、こちらも設置に関するオプションが充実しています。

流石にサテライト型よりは大きさや重量の面で不利ですが、その名の通り、本来は本棚(ブックシェルフ)への設置を意図して設計されておりますので、ブラケットやマウントといったオプションを買わなくても、本と本の隙間に置くだけで、設置は完了となります。